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天体観測所建築経緯(概要)

  宇宙に対する興味は中学生のころ、手元にあるレンズと厚紙で望遠鏡を作ることから始まりました。さらにその原点は中学校の理科クラブで、学校近隣のため池でプランクトンネットを引いて、顕微鏡で淡水プランクトンを観察したことです。スライドグラスに試料をたらしカバーガラスをかけて、ピントを合わせた瞬間に異次元の世界に出会った感じがしたのです。そのピントが合って新たな世界が立ち上がっていく感覚、これに感動しました。このミクロの発見をマクロな世界にも向けようとしたのです。

 高校で天文班に入って、ドーム内に設置された屈折望遠鏡で太陽の黒点観即やら、西村製の15cmか20cmくらいの反射望遠鏡で月やら惑星を観察していました。それらも楽しかったのですが、受験勉強やら、大学時代の他の忙しさから天文から離れました。その後50年余りを経て第2の人生のスター後5年、再び天文を再開することにしました。63歳の時です。

1.  道具を買いそろえる、使い方に慣れる。

このために電動のこぎりやら、ドライバー等をそろえて、まず壊れた家具を修理しました。次に作業テーブルやら、道具の整理棚を作りました。


2.
模型を作る。

図面を書くことができなかったので、小屋作りの本やら動画をみながら1/4の模型を作り、構造やら手順を確かめました。3~4か月かかりました。

3. 設置場所を畑に決め、基礎工事を発注しました。

同時に別途試作を作りました。副観測室として作り始めましたが、苦労しました。約1年半ほどかかりました。

柱の立て方、屋根の作り方、スライドのさせ方等、様々な箇所の作り方を試行錯誤しつつ行いました。苦労して作った副観測室ですが、実用には3点ほど不向な箇所があり、2つ目の試作を行うことにしました。最初のを第1観測室、次に手掛けたの第2観測室、としました。第2観測室は次の点に注意して作りました。

 

4. 基礎から作りました。

土木工事から始めること、これは手ぼりで地面を50cmほども堀り木枠を作ってセメントを練って流し、ブロックを並べてその上に柱を置くのです。この柱の上にレールを敷きました。


5.
視界確保のために、小屋ごと移動するタイプにしました。

第1観測室の視野の狭さと、移動のレールの軟弱さの解決のために、小屋ごと移動させ、レールは鉄の角材の組み合わせで作り、その上を滑車が滑るようにしました。

第2観測室は一応は使用に耐えるのですが、私としては不満でした。というのは望遠鏡が1台しか設置できないのです。いろいろな天体望遠鏡で多様な観測をしたいので、畑の中の最後の天体観測所(4つ目になります)に加えて、第3観測室を作ることにしました。それが令和4年10月ころには出来上がる予定です。この第3観測室と、現在構想中の第4観測室に10cmの屈折または、25cmの反射望遠鏡を設置する予定です。あるいは余裕があれば大口径の望遠鏡そのものを作りたいというささやかな夢もあります。

今後、早く様々な望遠鏡が自由に使えるように準備し、公開もできるようにしいきます。