効果的な学びに気が付く人
どのように勉強していいかわからない、という疑問は多くの人が持つのですが、その答え(学習の方法)は個人によって違うのです。まず、大切なことはその疑問を常に持ち続けることです。つまり効果的な学びをするにはどうしたらいいか、という疑問を常に持っていることです。多くの人は先生から、あるいは親から『こうしなさい』という指示をされて、そのまま、忠実にそれを続けます。極論を言えば『英語の単語を覚えるために、10回ずつ書きなさい』と指示されて『書くことに専念して』覚えることをしない。例えばそのような学び方をする人が多くいます。
今その人がどんな状態で、学習を続けているのかを見分けるのは瞬時には難しいですが、継続的に様子を見ていれば、おおよそわかります。学習を作業的にやっている場合と、効果を確認しながらやっている場合、前者の場合(つまり意図がない場合)、学習とはこのようなものだと継続している人は多いです。
中学1年生のこの時期は、現状の見極めと学習方法を進化をさせやすい時期です。特に復習を念入りに(そこまでしなくとももう、できるでしょ、と思えるくらい)している人がぽつぽつ現れます。そういう人には次の提案をするのです。
ただし、提案を受け入れなければならないということではありません。少なくとも、受け入れてくれる場合は効果的な学びについて意識がある場合です。自分の学びについて意識できていることが必要です。